

六本木エリアを楽しむ!
江戸時代から武家屋敷が集まるエリアとして発展してきた六本木。
現在の令和に至るまで連綿と続く歴史に培われた文化が息づく街は、
芸術の街としても人気があり、六本木は現代アートの宝庫。
多彩な美術館で先進的な作品が楽しめる、都内屈指の芸術スポットです。
またおしゃれな飲食店やブランドショップも軒を連ね、
オフィスワーカー、観光客にとっても魅力的な街になっています。
撮影協力/港区、六本木ヒルズ、東京シティビュー、森アーツセンターギャラリー、
案内人/港区観光大使・アカペラユニットXUXU(しゅしゅ)
①六本木ヒルズ
港区六本木6-10-1
“文化都心”をコンセプトに世界中の建築家やデザイナーのコラボレーションにより誕生した六本木ヒルズ
平成15年(2003)に〝文化都心〟をコンセプトに誕生した六本木ヒルズは、世界中の建築家やデザイナーのコラボレーションにより作り出されました。オフィス・住宅・商業施設・文化施設・ホテル・シネマコンプレックス・放送センターなど「住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る」という多様な機能が複合したこの街は、世界中から人が集まり、異文化の交流から生まれた新しい文化や情報を発信する拠点となっています。
営業時間/ショップ 11時~20時 (店舗により営業時間が異なります)
レストラン 11時~23時、そのほか施設により異なります。
休業日/なし 料金/無料
※詳しくは、ホームページをご確認ください。

六本木ヒルズ森タワー
六本木ヒルズの中で最もシンボリックな建物である六本木ヒルズ森タワーは、折り紙や鎧兜などをモチーフに、折る、重ねる、明暗をつけるという日本の伝統的な要素を感じさせるディテールを用い、幾何学的なデザインに仕上げられています。空に溶け込むような色合いの外観は見る角度、時間によって表情が変わって見えます。

ルイーズ・ブルジョワ《ママン》
2002年(1999年) /ブロンズ、ステンレス、大理石9.27x8.91x10.23(h)m
ママン
六本木ヒルズの広場に佇む巨大な蜘蛛・ママンは、六本木ヒルズのシンボルとして多くの人々を出迎えています。高さ約10mの巨体は一度見ただけで記憶に残る強烈なインパクトがあります。制作者は、ルイーズ・ブルジョワ(1911~2010年)というフランス出身の女性アーティスト。フランス語で母親を意味するママンを下から見あげると、お腹に大理石の卵を抱えているのが分かります。
②東京シティビュー(六本木ヒルズ展望台)
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
ガラス張りの開放的な空間からは都心のパノラマビューを楽しめます
六本木ヒルズ森タワー52階にある展望台「東京シティビュー」は、海抜250m、天上高11m。全面ガラス張りの開放感あふれる空間からは東京タワーや東京スカイツリー、お台場エリア、東京都庁舎などを見渡すことができます。お天気の良い日は富士山も望むことができます。
開館時間/10時~22時(最終入館 21時30分)
休館日/不定休
料金/一般2,000円、学生(高校生・大学生)1,400円、子ども(4歳〜中学生)800円、シニア(65歳以上)1,700円
※土日・祝日/一般2,200円、学生(高校生・大学生)1,500円、子ども(4歳〜中学生)900円、シニア(65歳以上)1,900円
※詳しくは、ホームページをご確認ください。


③森アーツセンターギャラリー
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
仕事帰りにも気楽に美術館に足を運び、多彩で質の高いアートが堪能できます。
展望台と同じフロアにあるギャラリーです。世界的な美術館の貴重なコレクションの企画展から、漫画・アニメ作品、映画、ファッション、デザインまで、多彩で質の高い展覧会を開催しています。
開館時間/展覧会によって異なります。
休館日・料金/展覧会によって異なります。
※詳しくは、ホームページをご確認ください

展示風景:「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」森アーツセンターギャラリー、2019年
④森美術館
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
現代アートを中心に様々なジャンルの斬新な企画を開催する生きている美術館
六本木ヒルズ森タワーの最上階・53階、地上約230mにある森美術館は、〝文化都心〟のコンセプトを掲げた、六本木ヒルズを代表するスポットのひとつです。ガラスでつくられた「ミュージアムコーン」と呼ばれる美術館専用の入り口は、六本木ヒルズ全体を象徴する存在感あふれるデザインで、美術館を訪れる人々を出迎えてくれます。夜になると隣接する日本庭園に温かい光を放ち、まるでガラス提灯のようです。現代アートを中心にファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催し、都市の原動力のひとつになる〈生きている美術館〉です。
開館時間 /10時~22時(最終入館 21時30分)、火曜日のみ 10時~17時(最終入館 16時30分)
開館日/展覧会会期中のみ開館
料金/一般 2,000円、高校生・大学生 1,400円、子ども(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1,700円
※土日・祝日/一般2,200円、高校生・大学生 1,500円、子ども(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1,900円
※詳しくは、ホームページをご確認ください

内観(センターアトリウム) ©️森美術館

外観(ミュージアムコーン) ©️森美術館
⑤毛利庭園
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ内
江戸時代からの土地の記憶・自然の記憶を今に伝える毛利庭園
六本木ヒルズの地下2階に下りると、平成15年(2003)の六本木ヒルズオープンと同時に誕生した毛利庭園があります。六本木ヒルズの中でも和の雰囲気が漂うこの庭園は、面積4,300㎡という広大な敷地に、池を中心に、滝、渓流、桜、イチョウなどの木々が植えられ、四季折々に変化する表情を見ることができる回遊式日本庭園です。
江戸時代は長府藩毛利家の上屋敷で、慶安3年(1650)に毛利元就の孫・秀元が現在の六本木ヒルズがある場所へ「長府藩毛利家の上屋敷」を設けました。元禄15年(1702)に吉良邸討ち入りの後、赤穂浪士10人がこの屋敷に預けられ、翌年2月、全員がこの地で切腹した屋敷としても知られています。明治時代の陸軍大将・乃木希典も長府藩上屋敷の侍屋敷で生まれ、幼年期の9年をこのあたりで過ごしました。昭和27年(1952)から昭和49年(1974)まではニッカウヰスキーの東京工場となり、綺麗な井戸水をブレンドに使用し、「ニッカ池」の愛称でも親しまれていたそうです。
時代を超えて樹木を可能な限りそのまま移植するなど、土地の記憶・自然の記憶を損なわない工夫が随所に見られる庭園は、江戸時代からの長い歴史を今に伝えています。
開園時間/7時~23時
定休日/年中無休
料金/無料
※詳しくは、ホームページをご確認ください


毛利池
池には宇宙飛行士・向井千秋さんがスペースシャトルの船内で繁殖させた「宇宙メダカ」の子孫が元気に泳ぎ回っています。宇宙メダカは平成15年(2003)に宇宙飛行士の毛利衛さんが全国800人の里親とともに1万匹を放流しました。


ジャン=ミシェル・オトニエル
2013年/ブロンズ、金箔、ステンレス鋼
330x360x169(h)cm
Courtesy: Galerie Perrotin, Hong Kong and Paris
Kin no Kokoro
六本木ヒルズと森美術館の10周年を記念して平成25年(2013)に、毛利池に設置された金色のハート型Kin no Kokoro 。池の周りを散策すると抽象的なメビウスの輪から大きなハートへと姿を変えます。

マーティン・プーリエ
2003年/黒御影石(山西黒)
3.7x3.0x5.5(h)m
守護石
アメリカを代表する彫刻家・マーティン・プーリエによる守護石。多様な表情を醸し出す守護石は、中国で切り出された石のブロックを日本の石工が綿密に積み上げたものです。
⑥さくら坂公園 (ロボロボ公園)
港区六本木6-16-46
子どもたちにはたまらない滑り台だらけの公園は大人も童心に帰って楽しめます。
平成15年(2003)に完成したさくら坂公園は、別名ロボロボ公園と呼ばれ親しまれています。韓国で最も注目されているアーティスト、崔正化(チェ・ジョンファ)がプロデュースした公園にはカラフルな滑り台、シンボルのロボットの塔などがあり、子どもだけでなく大人も楽しめます。園内にはブリキのおもちゃから着想を得たという、ロボットがあちこちに置かれています。小さな頃にロボットで遊んだ人たちも童心に帰ってみませんか。
開園時間/常時開園
※港区では遊具使用の推奨年齢を3歳〜6歳としています。
※詳しくは、ホームページをご確認ください




滑り台
横一列に並んだカラフルな10本の滑り台は、子どもたちに大人気です。

平成15年(2003)に毛利家屋敷跡から移設した乃木希典大将生誕の地碑

ロボットの塔
44体のロボットを重ねた、トーテムポール・ロボットの塔は、桜の季節はSNS映えすること間違いありません。

ローラースライダー
園内の高低差を活かした長さ約13mのローラースライダーはちょっとしたスリルが味わえます。

六本木けやき坂通り
お散歩コースとして知られる六本木けやき坂通りは、六本木ヒルズの中心を貫く約 400mの通りです。美しい並木とファッショナブルなお店が並ぶ通りを歩いているとまるでドラマの主人公のような気分になります。
⑦出雲大社東京分祠
港区六本木7-18-5
出雲大社の御祭神大国主大神の御分霊を奉斎する都内唯一の分祠(ぶんし)
六本木の出雲大社東京分祠は、出雲大社の御祭神大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の御分霊を奉斎する都内唯一の分祠で、明治11年(1878)、千代田区神田にある神田神社社務所内に東京出張所を設けたのに始まります。分祠とは、新しく設けた神社に本社と同じ御祭神を祀ることで、出雲大社と同じご利益があるということです。
明治15年(1882)に千代田区神田から麹町区上二番町に移転し、明治16年(1883)に〈出雲大社〉第80代の国造(宮司)・千家尊福(せんげたかとみ)公によって麹町に建立され、明治22年(1889)に尊福公の屋敷があった六本木に移転しました。明治31年(1898)にはいち早く神前結婚式を執り行い、東京における神前結婚式のさきがけとなりました。昭和20年(1945)に戦災に遭い、昭和36年(1961)に現在の地に木造の神殿が再建されました。一見ビルのように見える現在の出雲大社東京分祠は、近隣の開発に伴い昭和55年(1980)に鉄筋コンクリート造りの神殿に改築されました。
時間/9時~17時
※詳しくは、ホームページをご確認ください。


3階へ上がり、本殿に参拝する前に手水舎で手を清めます。

出雲大社の縁結びは人だけでなく、自然や動物、様々なものとの結び付きによって生かされていることの大切さを教えてくれています。

祓社(はらいのやしろ)でさらに心身を清めると自然と背筋が伸びて心までスッキリします。

⑧六本木トンネルの壁画
港区六本木7-22
自由なテーマで描かれたストリートペインティング。身近な場所で誰もが気軽に芸術に親しめます。
平成16年(2004)に登場したトンネル壁画は、東京都の公募展で入賞した5名のアーティストたちの作品です。自由なテーマで描かれた絵はどれも個性的でインパクトがあります。パブリックアートの魅力は、身近な場所で気軽に芸術作品に親しめることで、六本木トンネルのストリートペインティングも、子どもから大人まで誰もが楽しめる空間で「こんなところに絵があるんだ!」と感激します。

トンネルを抜けると国立新美術館です。
⑨国立新美術館
港区六本木7-22-2
「森の中の美術館」をコンセプトに故・黒川紀章氏が手掛けた最後の美術館です。
平成19年(2007)に開館した国立新美術館は、黒川紀章氏が設計した数多くの美術館の中で、氏の生前に完成した最後の美術館です。「森の中の美術館」をコンセプトに設計された建物の南側は、波のようにうねるガラスカーテンウォールが美しい曲線を描き、円錐形の正面入り口とともに個性的な外観を作り出しています。延べ14,000㎡の国内最大級の展示スペースは12の展示室、アートライブラリー、講堂、研修室等があるほか、レストラン、カフェ、ミュージアムショップなども充実し、新しい文化の発信地となっています。企画展・公募展は有料ですが、美術館自体は無料で入場できます。
開館時間
企画展/10時〜18時 ※会期中の毎週金曜日・土曜日は20時まで。 ※入場は閉館の30分前まで。
公募展/10時〜18時 ※入場は閉館の30分前まで。
※展覧会によって、観覧時間が異なる場合がありますので、企画展ページ、公募展ページをご覧ください。
休館日/毎週火曜日(ただし火曜日が祝日又は振替休日の場合は開館し、よく平日に休館)、年末年始
観覧料/企画展は展覧会ごとに、公募展は美術団体によって異なります。
※詳しくは、ホームページをご確認ください。

ひときわ印象的なのが、波のようにうねるガラスカーテンウォールの外観 ©国立新美術館

天井の高い吹き抜けのロビーは、ゆったりとした時間が流れています。©国立新美術館

2階のサロン・ド・テロンドは、巨大な逆円錐形の建物の上部に広がる独特な空間で、まるで空中に浮いているかのように美術館を見渡すことができます。有名アニメにも登場したこの空間では、食事やお茶を楽しむことができます。 ©国立新美術館
⑩東京ミッドタウン
港区赤坂9-7-1
六本木の真ん中にある広大な緑の空間は訪れる人たちにやすらぎを提供しています。
防衛庁本庁の跡地に平成19年(2007)に開業した東京ミッドタウンは、ホテル(ザ・リッツ・カールトン東京)、文化施設(サントリー美術館など)、約130に及ぶ商業店舗、オフィス、住居、病院、緑地などが集約された複合都市です。東京ミッドタウンの中心となるオープンスペースの緑地エリア「ミッドタウン・ガーデン」は、「高原の湧水ゾーン」「山のせせらぎゾーン」「森のエッジゾーン」「芝生広場ゾーン」に分かれており、都心とは思えないほどの緑を感じられます。
営業時間/ファッション・インテリア・サービス:11時~20時、フード&カフェ:11時~21時、レストラン&バー:11時~23時
休業日/1月1日
※詳しくは、ホームページをご確認ください。

©️東京ミッドタウン

©️東京ミッドタウン
全長150m、高さ25mの4層吹き抜けの大空間「ガレリア」は、メインショッピングエリアです。

芝生広場 ©️東京ミッドタウン
開放感あふれる広大な広場では様々なイベントが行われています。

©️東京ミッドタウン
フロリアン・クラール
2006年/アルミニウム
6000(h)x10921.3(w)x6289.5(d)mm
アート作品「フラグメントNo.5」
月のパビリオンをテーマに、11個の基本パーツを組み合わせて制作されています。周囲の風景とは異なる、非日常的な空間を体験できます。

案内人の港区観光大使 アカペラユニットXUXU(しゅしゅ)
港区では観光大使に任命された皆さんが、区の魅力を国内外に発信しています。今回は平成31年(2019)に港区の観光大使に任命され「港区めぐり歌」を歌い継ぐアカペラユニットXUXUの皆さんに六本木エリアを案内していただきました。 アカペラユニットXUXUは、「声を合わせることは心を合わせること」をモットーに、ライブイベント・オリジナル講座・学校コンサート・応援ソング・復興支援の5つの活動を通して、港区の様々な情報を発信しています。
※詳しくは、ホームページをご確認ください。

東京都道路整備保全公社駐車場紹介
※最新の情報は、公社HPでご確認ください。
六本木駐車場
所在地:港区六本木1先(高速都心環状線高架下)
収容台数:40台
駐車料金: 20分200円
<最大料金>
入庫後12時間まで最大3,500円
※最大料金繰り返しあり
22時~7時 夜間最大700円
30分未満無料:入庫から30分未満は駐車料金無料(但し、30分以上の場合は入庫時からの料金となります。)
駐車可能車両:長さ5.0m以内、幅1.9m以内の車両
備考: 荷捌き対策協力駐車場です


六本木オートバイ駐車場
所在地:港区六本木3-1先
収容台数:64台
駐車料金: 60分100円
<最大料金>
入庫後24時間最大1,000円
駐車可能車両:長さ2.5m以内、幅1.0m
以内のオートバイ
※ライブカメラにて駐車場の混雑状況を配信中


ガーデンパーク六本木駐車場
所在地:港区六本木3-1先
収容台数:19台
駐車料金: 全日30分400円 (8時~19時)
全日60分100円 (19時~8時)
<最大料金>
全日 入庫後12時間最大3,500円
30分未満無料: 入庫から30分未満は駐車料金無料
(但し、30分以上の場合は入庫時からの料金となります。)
駐車可能車両:長さ5.0m以内、幅1.9m以内の車両
※EV車両用の充電設備は200Vコンセントです。


六本木三丁目オートバイ専用駐車場
所在地:港区六本木3-4先(高速3号線高架下)
収容台数:24台
駐車料金: 60分100円
<最大料金>
入庫後12時間まで最大900円
※最大料金繰り返しあり
駐車可能車両:長さ2.5m以内、幅1.0m以内のオートバイ


六本木六丁目オートバイ専用駐車場
所在地:港区六本木6-2先(高速3号線高架下)
収容台数:21台
駐車料金: 30分100円
<最大料金>
入庫後12時間まで最大1,000円
※最大料金繰り返しあり
駐車可能車両:長さ2.5m以内、幅1.0m以内のオートバイ
※ライブカメラにて駐車場の混雑状況を配信中


西麻布駐車場
所在地:港区六本木7-20先(環状3号線六本木陸橋下)
収容台数:13台
駐車料金: 30分600円(8時~24時)
60分300円(0時~8時)
<最大料金>
3,200円(8時~24時) 1,000円(0時~8時)
※最大料金繰り返しあり
30分未満無料:入庫から30分未満は駐車料金
無料 (但し、30分以上の場合は入庫時からの料金となります。)
駐車可能車両:長さ5.1m以内、幅1.9m以内の車両
備考:荷捌き対策協力駐車場です。
※低公害車割引は定期制のみ対象となります。
※EV車両用の充電設備は200Vスタンドです。


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